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マンションには足場が必須

2023年4月21日

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マンションなど高層の建物でも経年劣化やメンテナンスなどで、修繕のための工事が必要になる場合があります。そのようなマンションなど高層の建物の工事には、足場が欠かせないことを知っている人は多いのではないでしょうか?

足場を設置することで、高い場所での作業が安全かつ円滑に行うことができ、工事もスムーズに進むのです。
しかし、マンションの修繕や工事などでは、どのような足場を組むことが最適なのかわからない場合が多いのではないでしょうか?

費用がどの程度掛かるのかわからないだけではなく、作業を行っている間の防犯対策はどのように行えば良いのか、ほかに足場を組むことでどのような配慮が必要なのか、知っておきたいことは多くあります。

そこで今回は、マンションの修繕やメンテナンスなどで足場を組むときに知っておきたいことについて、わかりやすく解説したいと思います。

足場は何階まで?

高い場所での作業に足場が必要になることを知っている人は多いでしょう。しかし、足場はどの程度の高さまで建てることができるか知っていますか?

枠組み足場であれば、建てることができるのは30m程度の高さまでと言われています。これは一般的に10階程度の高さです。部材を使って補強したとしても、45m程度の高さまでしか足場を建てることはできません。これは15階程度の高さです。

しかし、この高さを超えるマンションは多くあります。そのような高層のマンションの場合には、ゴンドラ足場と呼ばれる機械式足場を利用する方法があります。ゴンドラ足場は、屋上からロープでゴンドラを吊り下げ、移動させることで作業が可能になります。

また、リフトクライマーと呼ばれる移動式昇降足場が使われるときもあります。リフトクライマーは、支柱を中心に足場が上下するため、組立や解体が簡単であるメリットがあります。また強風に影響を受けにくいという特徴があります。

逆に、5階以下の高さが低いマンションの場合は、戸建て住宅の外壁や屋根の工事のときに使われる単管足場やくさび式足場が使われることが多いです。

どのような足場?

15階程度の高さまでに使われる枠組み足場は、鋼管で作られた枠に、ジャッキベースや踏板、手すりなどの部材を組むことで建てられる足場です。

組立や解体を簡単に行うことができ、作業床が安定しているというメリットがあり、多く使われている足場です。

低い建物に使われる単管足場やくさび式足場よりも、高い建物に使うことができますが、足場に使う部材が重いなどの理由で、高さに限度がある足場です。

費用は?

マンションの修繕やメンテナンスを行うときは、工事そのものに掛かる費用も気になりますが、足場に掛かる費用も占める割合が大きく気になるものです。

タワーマンションなど高層マンションでは、工事費用の30%程度が足場の費用だとも言われており、いくらかかるのか不安になる人も多いのではないでしょうか。

足場の費用は「足場架面積×㎡の単価」という計算式で求めることができます。
㎡の単価とは、1㎡あたりの足場の単価のことで、相場は600円から1,000円程度であることが多いです。

ただし、業者によって異なることが多いため、見積もりを依頼するときなどにあらかじめ確認しておく必要があります。

防犯対策も忘れずに

マンションの修繕やメンテナンスなどで、足場を組むと空き巣に入られやすくなると言われていることから、マンションに足場を建てるときには、防犯対策も講じる必要があります。

足場があることで、普段は侵入ルートがない高層階に侵入できてしまうのです。足場を昇って行けば、簡単にベランダなどに辿り着くことができます。

また工事期間中は、さまざまな人が出入りしているため、住人ではない人がマンションの周辺を歩いていてもあまり目立たず、警戒することがないといわれています。このため、作業員に扮して侵入しようとする窃盗犯もいるのです。

さらに、工事期間はさまざまな大きな音が起きます。工事の音と侵入のためにガラスやドアを壊す音を紛らわすことが簡単にできてしまいます。

普段はオートロックなどの防犯対策が有効であっても、それらが効果を発揮しない場合もあります。このため、足場を建てて修繕やメンテナンスなどを行うときは、防犯対策を忘れずに行わなければなりません。

住人には事前通知を行う

防犯対策は、まず修繕やメンテナンスを行うことを住人に通知します。
詳しい工事日程や内容、作業を行う業者などを掲載したものをポスティングしたり、共有スペースなどにわかりやすく掲示しましょう。

その際に、空き巣などの侵入リスクが高まることや各自も防犯対策を徹底することを通知する必要があります。
これらの通知を行わず工事をして、万一空き巣などの被害が出た場合には、管理責任を問われる場合もあります。

追加工事の検討も

工事を行う業者も、足場に関係者以外が立ち入らないようにしたり、作業員が注意を払うなど、防犯対策を講じてくれる場合が多いです。しかし、防犯対策が十分でないと感じたら、防犯のための追加工事の検討を行いましょう。

防犯対策は足場の出入口をしっかり施錠できるようにしたり、音や光などのセンサーを設置すると効果的な場合がありです。この場合も、音や光を発することを住人にあらかじめ通知するようにしましょう。

また塗料の飛散を防ぐ目的の養生シートがかえって目隠しになり、窃盗犯が侵入しやすい場合もあります。このような状況が生まれた場合には、養生シートを透明にするなどを提案してみると良いでしょう。

まとめ

今回は、マンションの修繕やメンテナンスのときに設置される足場についてお話ししました。

建物の高さが15階(45m程度)までであれば、枠組み足場が使われ、それ以上の高さである高層マンションであれば、ゴンドラ式足場が使われることが多いです。

また5階以下の比較的低いマンションには、単管足場やくさび式足場が使われます。
足場を建てて作業を行う場合には、住人への通知や防犯対策を行うことを忘れないようにしましょう。

作業内容だけではなく、足場を建てることで住人の不満や空き巣などのトラブルが起きないためには、納得してもらえる工事が必要です。このためにも、安心して信頼できる業者に依頼するようにしましょう。

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