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足場はどうやって建てられる?

2023年2月17日

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工事現場でよく見かける足場にはさまざまな種類があることを知っていますか?
また、足場にはさまざまな種類の部材も使われています。

今回は、広く使われている足場の種類と、足場に使われる部材にどのようなものがあるかについて、一つずつ紹介したいと思います。

種類は?

まずは足場にどのような種類があるのかを紹介したいと思います。
一見して、どれも同じように見える足場ですが、作業内容やどのような場所で作業するかによって、建てられる足場の種類が異なります。

くさび緊結式足場

銅管が等間隔に緊結部になっていて、ここの銅管を支柱にして、くさびで緊結する足場をくさび緊結式足場と言います。手すりや筋交は金欠部にくさびで繋がれます。

くさび緊結式足場は、組み立てが簡単であることが特徴で、ハンマーが1本あれば、足場を立てることができます。
使われる現場は、一般的な住宅など比較的高さが低い建物である場合が多いです。

しかし、最近では、中高層の建物の短期間の工事現場などでもくさび緊結式足場が建てられることも多くなってきました。

枠組足場

ジャッキ、筋交、鋼製布板などの部材を組み立てて建てる足場を組枠足場と言います。
足場を使う工事現場では、最も多く使われる足場であり、日頃見かける機会も多いのではないでしょうか。

組枠足場は、さまざまな部材を使って建てることができるため、作業現場に合わせて建てられることが特徴です。

また、組み立てや解体にかかる時間や労力が少なくて住みながら、軽量であり強度があることから、使いやすい足場としてさまざまな工事現場で取り入れられています。

単管足場

銅管でできた単管パイプに、基本的な部材を組み立てることで建てられる足場を単管足場と言います。
作業する現場が狭い場所であっても、足場を建てることができる特徴があります。

移動式足場

先に建てられた足場をキャスターによって移動させることができる足場が移動式足場と呼ばれるものです。
足場そのものは、枠組足場であることがほとんどで、移動できる枠組足場と考えるとイメージしやすいでしょう。

移動式足場はもちろん、移動できることが最大のメリットです。ただし、移動するためのスペースが必要であることや、移動する際に不安定になることがデメリットであるともいえます。

また思いがけず移動してしまわないように、固定するときには細心の注意が必要です。

吊り足場

建物などの上から吊り下げて建てられる足場を吊り足場と言います。
吊り足場は、作業する場所が橋などの場合で、足場を立てる場所を確保できないときに使われることが多いです。

吊り足場は、ほかの足場に比べて不安定であり、作業に危険が伴うため、より慎重な設置と作業が必要になります。
また、足場を建てるためにスペースが必要なのが、吊り足場です。

足場の部材

ここまで、足場の種類について詳しく紹介しました。
では、足場はどのような部材で立てられるのでしょうか。

ここからは、足場を建てるときによく使われている部材がどのようなものであるかを紹介したいと思います。
ここですべての部材を紹介できるわけではありませんが、よく使われる部材を紹介しましょう。

支柱

支柱は、等間隔で昆布が付いていて、部材を結合する留め具としての機能があります。
支柱と緊結部とくさび結合することで足場を建てることができるなど、足場を建てるときに重要な役割を果たします。

支柱にはさまざまな足場に組み合わせられるように種類や長さが異なるものがあり、作業する建物に合わせることができます。
また枠組足場では、支柱は建枠と呼ばれます。

足場板

足場板とは、作業板のことで、踏板などとも言われます。
足場の通路どなど、足場の中にある床の部分に取り付ける必要があり、足場で作業するためには不可欠な部材の一つです。

さまざまな長さや幅のものがあり、これらを組み合わせることで現場に合わせた足場を建てることができます。

筋交い

筋交いは、支柱と支柱を斜めに取り付けることで足場を安定させるためのものです。
足場の揺れを軽減させるなど、足場での作業をより安全にするための部材でもあります。

ブラケット

狭い場所に建てられる足場の場合には、安置をはめ込むために不可欠であるのがブラケットです。

くさび緊結式足場の場合で、狭い場所の作業のときには、ブラケットを取り付けることで足場板を敷くことができ、一側足場を建てることができます。

手すり

手すりとは、支柱の昆布に打ち込まれる銅管のことで、主に落下を防ぐ目的で使われる部材です。
種類や長さなどを組み合わせることで、足場に必要な手すりと作ることができます。

ジャッキ

ジャッキは、足場の高さを上下に調整します。
作業する場所が屋根や壁によって、高さを調整することができるため、足場を安定させるために不可欠なものです。

ジャッキベースは足場の最下部に付けられ、また圧縮ジャッキは足場が建物に倒れてしまうことを防ぐ作用があります。

敷盤

敷盤は、足場の沈下を防ぐ目的で、支柱を建てる前の土台です。
樹脂や金属でできているものなど、足場に合わせた種類があります。

足場が建てられる場所の地盤がどのようなものであるかによって、使い分けられる場合が多いです。

梁枠

3m以上の開口部を設置するときに使うのが、梁枠です。
小さな現場で使われることは少なく、部材を運ぶためなどの出入りのときに3から5m程度の開口をすることができます。

梁枠には、使われるための一定の基準が設けられており、載積加重限度などが定められています。

階段

階段は、作業する人が現場に必要な部材などをスムーズに運ぶために建てられることがほとんどです。足場の階段は、幅が20cm以上で、高さは30cm以下にしなければならないというガイドラインの規定があります。

まとめ

ここまで足場や足場に使われている部材について、詳しく紹介しました。
普段、何気なく見ている工事現場に建てられている足場は、どれも同じように感じる人が多いでしょう。

しかし、足場にはそれぞれの作業や現場に合わせて建てられる種類が異なります。また、どのような足場が建てられるかによって、足場を建てるために使う部材も異なります。

それぞれは、より安全に作業を進めるために使われることがほとんどです。
適切な足場や部材を選ぶことで、より安全かつ効率良い作業に繋げることが必要でしょう。

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