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雨の日の足場は?

2022年11月25日

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足場を使っての作業は基本的に外での作業であることがほとんどです。
このため、作業は天候に左右されることが多いです。

雨が降っているときの足場は、滑りやすくることが多く、安全を考えたときに作業をするのかの判断が難しくなります。
では、雨の日に足場で作業をするときにはどのようなメリットとデメリットがあり、判断基準にはどのようなものがあるのでしょうか。

今回は雨の日の足場での作業について、詳しく解説したいと思います。

判断基準は?

雨の日でも作業をするかどうかの多くは、現場の責任者に委ねられ、判断は責任者によって異なる場合があります。
納期が迫っていて、作業を少しでも進めなければならないときなどは、ひどい雨ではない限り作業をすることがほとんどでしょう。

梅雨や台風など、天候が安定しない時期でれば雨が降ることが続くため、雨でが降る度に作業を行わなければ、工事が進まなくなってしまうのです。

雨の日の作業は雨具を着ながら行うため、視界や動きが悪くなるなど、普段より効率が悪くなったり、危険性が高まる場合もあります。
しかし、納期を守らなければ、作業の信頼を失うことにもなります。

このため、危険を承知しても作業を行う場合があります。そのときの判断は現場の責任者に委ねられるというわけです。

法律の決まりは?

労働安全衛生法では、雨量によって、足場の作業の制限が設けられています。

基準は一回の降雨量が50mmを超える場合で、この程度の雨が降っている場合には、足場での作業を行なってはいけないことになっています。

1回の降雨量が50mmを超える雨とは、傘を指していても、傘の役割を果たすことなく体が濡れてしまう程度の豪雨といえます。

この程度の雨が降ると、一般的な道路では、5cm程度の水が出る場合があり、河川では氾濫の危険性が高まる場合が多いです。

天気予報などでは、滝のような雨と言われる程度の雨といえます。
言い換えれば、この程度の豪雨でない限りは、現場の責任者の判断によって、作業の有無を決定することができます。

現場が気をつけること

先述したように、滝のように降る豪雨でなければ、現場の責任者の判断によって、作業を行うことができます。
しかし、足場での作業は小雨程度の雨であっても、雨が降ることで危険性が高まることしばしばあります。

足場はもともと滑りやすい特性があります。そこに雨が降ると、さらに滑りやすくなる危険性が発生します。
このため、例え小雨程度の雨であっても、足場での作業は細心の注意を必要とします。

雨が降っていても作業をするかの判断の多くは、現場の責任者が決めます。小雨程度なら作業を進める責任者もいれば、少しでも危険性があれば作業を中止する責任者もいます。

どちらにしても、現場が最も大切にしていることは安全性です。安全性への細心の注意は、雨の日だけに限ったことではありません。

雨だけではない

足場での作業に影響があるのは雨だけではありません。
足場や足場での作業は、風の影響を強く受けることもあります。

足場は仮設物ですから、地面にしっかりと固定されていない場合がほとんどです。
このため、強い風が吹くと、倒れたり、揺らいで壊れてしまう危険性が高まります。

風に関しては、雨と同じように法律にも規定があります。

労働安全衛生法では、 10分間の平均風速が10m/sを超える風が吹いているときには足場での作業を行なってはいけないと決められています。

足場が倒れることで、近隣の建物に被害を及ぼす危険性があるなど、工事自体の危険性が高まっている場合には、対策が必要になります。また台風など強い風が吹くことがあらかじめ予想される場合には、事前の対策を取る必要があります。

対策には、風の力を受けやすいとされる屋根より上の四隅を中心として、メッシュシートを畳んでしまうことがあげられます。
屋根より上の四隅を風からのメッシュシートを畳むことで風の力を直接受けることを避け、危険を回避できることがあります。

足場が危険が高まるときとは?

足場はの危険性が高まるときはどのようなときなのでしょうか。
雨が降っている場合には、足場が倒れたり壊れるなどの危険性が高まるというよりは、足場での作業の危険性が高まるといえます。

一方で、風が強い場合には、足場そのものが倒れたり壊れる危険性が高まります。しかし、足場そのものが倒れたり壊れる危険性があれば、そこで作業することの危険性も高まるということです。

また外からの要因を直接受けた場合だけではなく、雨が降り続くことで足場の強度が不十分になってしまったり、補強を行うことができない状況が続いていれば、足場は危険んあ状態と練りかねません。

雨の日のメリット

一見して、雨の日の足場にはメリットが何もないように思います。
しかし、雨の日でも足場での作業を少しでも進めることで、予定通りの工事へ近づけることができるというメリットがあります。

工事を数日であっても中断してしまえば、納期が遅れてしまうなど、功治そのものへの進歩に影響が出てくる可能性が懸念されます。
また雨の度に作業を中止していれば、工事期間が長くなってしまい、人件費など余分な費用が発生します。

さらに、近隣住民への説明などが必要になり、クレームが出る恐れもあります。
このため、安全を確保できる程度の雨であれば、作業を行うことの方がメリットが大きいと考えられる場合が多いようです。

雨の日のデメリット

雨の日の足場には、もちろんデメリットもあります。最も大きく懸念されるものは、やはり安全性でしょう。

足場は滑りやすかったり、狭く不安定であるなど、そもそも安全な場所ではない場合がほとんどです。
そこに雨や風などが加われば、作業の危険性が高まることはいうまでもありません。

このため、雨の日の作業を行うかの判断は十分に検討する必要があり、また足場での作業に慣れている作業員を配置するなどの配慮が必要になる場合があります。

まとめ

ここまで雨の日の作業に含む危険性や、法律ではどのように定められているか、また雨以外にも足場が影響を受けるものなどについて詳しく解説しました。

雨の日の作業にはメリットやデメリットがあります。
また足場での作業は、元々危険性を含む場合が多いと言われています。

このため、雨の日の足場での作業は、さらに細心の注意を払う必要があるといえます。

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